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2019.02.12更新

土地や建物の不動産を相続したときには、名義変更が必要になります。
関係者の同意が得られれば特に問題はありません。
遺産分割協議書を作成して法務局に戸籍謄本に必要書類を添付すれば、円満に手続きは完了します。
しかしすべての場合において円滑に進むとは限りません。
そこで不動産を相続するときに知っておくべき、4つのポイントを御紹介します。

□不動産の相続で知っておくべきこと4選
*誰が何の名義人になるのか
まず関係者の誰がどの物件の名義人になるのかを明確にする点です。
当初は何もいらないと話していたにもかかわらず、後日態度を翻意させて異議を唱えてくる場合があるからです。
これが「争族」の端緒になるわけですが、関係当事者の真意はどこにあるのか、率直に話し合うことが必要です。
名義はいらないけれど、金銭は欲しいというなら代償金をいくらか取得するなどのケアをすることが円満な話し合いには必要です。

*遺言があるかどうか
次に注意するべきなのは、遺言書の存在です。
遺言には幾つかの種類がありますが、特に揉め事に繋がりやすいのは「自筆証書遺言」です。
手軽に作成できるので故人が後の世代のことを思って作成することが多いわけですが、様式が厳格に定められているので、しばしば有効性が問題になります。
またその前段階として裁判所で検認と言う、証拠保全手続きを踏む必要があります。
遺品整理の際に発見されることもしばしばありますが、内容に不満があるからと隠匿したり破棄したりすると、相続権を喪失することになるので取扱にはくれぐれも注意を払う必要があります。

*把握していない相続人の存在の有無
そして故人が離婚した経験があったり、結婚前に婚外子を設けていた場合です。
このような経緯は除籍類などを参照することで初めて発覚する場合もあり、まったく面識のない人間も交えて遺産分割協議を行なう必要に迫られる事態もあります。
デリケートな側面があるので、交渉には細心の注意を払うべきです。
故人が資産家だった場合には、それなりの金銭などを渡すことも覚悟する可能性もあります。

*把握していない遺産があるかどうか
そして最後に留意するべきなのは、故人の遺産の全容を把握しておくことです。
例えば、全く知らない土地に相続できる不動産があったり、知らない間にどこかの土地を故人が購入していたりすると、遺産がどれだけあるのか把握するのが大変です。
また、預貯金や有価証券になると、必ずしも把握するのが簡単にはいかない場合があります。
最近特に問題になっているのは、いわゆる「デジタル遺産」です。
故人が生前株取引やFXなどを行なっていた場合、ネット銀行などにポジションを保有したままになっている場合もあるからです。
ログインパスワードなどを秘密にしたまま物故すると、事後の処理に難渋することになります。
生前からパスワードや口座番号が把握できるように、きちんと書類にまとめておくなど配慮することも必要です。

□まとめ
今回は不動産の相続で知っておくべきことについてご紹介しました。
お伝えした内容を事前に少しでも目にしておくと、いざ相続をする時に少しでも「ああ、そう言えばこんなことが書いてあったな」と参考になるのではないでしょうか。
少しでもそのように役立つような情報をお伝えできたなら幸いです。

名古屋の不動産相続や売却、名義変更ならごとう司法書士事務所
http://www.goto-office.biz/

投稿者: ごとう司法書士事務所

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