ごとう先生のつぶやき

2018.02.17更新

近年、遺言書の作成が増えているようですが、実際は作らないといけないのでしょうか。

 

ケースバイケースですが、遺言の一つメリットとして遺言執行者を定めることができる点があります。

遺言執行者とは、遺言の内容を実行する人です。

どのような権限を与えるかは、遺言で定めることもできますが、一般的には、例えば、預金の解約払い戻し、相続不動産を売却して代金を相続人に分けるなどです。

 

この遺言執行者は、定めても定めなくでも構いません。

しかし、定めることであるメリットが生まれます。

それは、遺言の内容を確実に実行してくれる点です。

どういうことかと言いますと、遺言を書いたとしても、相続人全員の合意で遺産分割協議を行い、遺産の分け方を相続人で決めてしまうことも実務上行われているのです。

そうなると、亡くなった遺言者の想いとは違った遺産相続も起こりえるのです。

しかし、遺言執行者がいる場合は、遺言執行者の同意がなければ、そのようなことはできません。

 

相続問題は、相続税も含めて、多面的に解決を図る必要があります。

もしかすると、遺言書の作成がベストではないこともあり得ます。

生前に贈与する方法、生命保険の活用、一般社団法人の活用、遺留分の考慮、家族信託の活用など、まさに知識や情報を結集してベストの解決策を見つけることが必要です。

 

とはいっても、何をするにも根底にあるのは、法律問題です。

どんなに優れた相続税対策をしても、相続人が一枚岩になっていなければ、すべての計画は白紙になることだって十分あります。

法定相続分や遺留分は相続人に認めれたものなので、そこを忘れないようにしなくてはいけません。

人の考え方は、年齢を重ね、生活環境が変われば変化するものです。

残念な結果に終わる場面を、亡くなった後に目にするのは切ないものです。

 

遺言書と言っても、結構奥が深く、解決方法にいろいろな広がりがあるかもしれません。

 

平成29年12月30日

 

 

 

投稿者: ごとう司法書士事務所

2016.01.20更新

遺言の進め方って難しいですよね。

 

ご本人の方に強要するのも違うし、かといって、本人任せにするといつになることやら。。。

どうしても、自分自身の欲が出ているようでなかなか話を進めることにちゅうちょする方も多いのではないでしょうか。

私自身そういった場面をよく見ていますし、ご相談も受けます。

 

そういう時にうまく話をしてくれる司法書士などの専門家を使うと話が前進することもあります。

いくらか話が具体的になり、ご本人の方もイメージがわいてくるでしょうし。

 

ご参考までに。

 

平成28年1月20日

投稿者: ごとう司法書士事務所

2015.07.30更新

遺言を作る側と、遺産をもらう側でのすれ違いって、結構あります。

遺言者は、これまでの自分の人生を振り返って、あの時ああしたとか、この時はこれをしてもらったとか、いろいろと公平になるように考えますが、受け取る側は、必ずしもその意図を組んでくれません。

遺産の分配が、何か愛情の分配であると考えてしまうからです。

それを避けるために、よく遺言を作る動機を遺言に書いてもらいます。
なぜこのように分けたのか。
これを書くだけでも受け取る側の心境はだいぶ違ってきます。
それがないと、それぞれの相続人がそれぞれの想像を働かせて、勝手に都合のいい解釈を出してしまうかもしれません。

普段からの家族関係で遺言者の気持ちを組むことはできるでしょうが、今はその関係性が希薄になっているので、単純な損得だけに関心が行ってしまいます。

いつも依頼を受けるときは、そういった点も気をつけるようにしています。

平成27年7月30日

投稿者: ごとう司法書士事務所

2015.02.04更新

ある遺言相続のケースで、こんな相談がありました。

亡くなった方は、信託銀行に遺言作成及び遺言執行者の依頼をしたようです。
そこで、相続発生後は、信託銀行が主導して相続手続きを進めていました。
しかし、遺言の内容をよく見てみると・・・・既に亡くなっている奥さんにも遺産を相続させる内容になっていました。
しかも、先に奥さんが亡くなっていた場合にどうするかは、まったく書かれていません。

夫が先に亡くなるケースの方が多いのでしょうが、このケアをしていないので、この遺言は不完全なものとなってしまいました。
これで、亡くなった人の希望にかなうのかなぁ。。。
今回は、亡奥さんの部分が無効となり、この部分につき、別途遺産分割が必要です。

遺言って、作る時にいろいろなケースを想定して作らないといけません。
公証人だって、そこまで面倒は見てくれません。
結局は、遺言書作成を依頼する側が、責任を持って、考えるべきことです。
そうなると、やっぱり、専門家の意見を参考にした方がいいのかもしれませんね。

平成27年2月4日

投稿者: ごとう司法書士事務所

2014.12.25更新

12月は相続の相談が多い印象です。

いよいよ相続税法の適用対象が変わるタイミングですからね。
皆さん敏感です。

今月は寒い日もあったりして、体調が崩れやすいかもしれません。
私も風邪気味です。。。

遺言が残っていても、不満な相続人は各手続に非協力的だったり。。。
仕方ないので、遺言執行者選任の申立てをして、遺言の実現を確保して、粛々と手続きを進めようと思っています。
相続税が発生する場合、相続財産から払うようにしないと、大変ですからね。
何百万円、何千万円と支払うのは容易ではありません。

色々な目的に沿って、手続きを選択する必要があります。
ご参考までに。

平成26年12月25日

投稿者: ごとう司法書士事務所

2014.11.17更新

相続の手続きのご依頼を受けましたが、遺言があったので、まずはこちらを何とかしないといけません。

しかも自筆なんです。

相続人には知らされていないようなので、開けてビックリなんてことにならなければいいんですけど。。。
まずは、戸籍集めを各市役所に直接取りに行きました。
急ぎのご依頼だったので。

何とか今月には遺言書検認の申立てをしたいところです。

早く、遺言の内容が分からないと、相続人は気が気でないでしょうからね。
自社株もあり、会社の事業承継が絡んできます。
しかも、予定外の相続人の方がいることも、戸籍上判明しました。

うまく進むといいんですが。。。

平成26年11月17日

投稿者: ごとう司法書士事務所

2014.07.10更新

父が自宅を長男にあげると遺言を残したが、実は父に所有権がなかったらどうなるのか。

まさか他人のものを遺言で相続できるるなんてあり得ないので、その部分は無効になります。
他にも遺言内容を残していれば、無効な部分以外は有効のままです。
全部が無効となるわけではありません。

自宅では上記のようなことはないでしょうが、その他の不動産ではあるかもしれません。
売買はしている可能性があるが、登記名義は移していない。
実際に売買があって、移転登記だけがしていないのであれば、いいんですが、争いになるとこれは大変ですね。

登記名義があれば、実際は、権利者と推定されるんですけどね。

平成26年7月10日

投稿者: ごとう司法書士事務所

2014.05.24更新

先日、遺言に基づく名義変更の登記相談を受けました。
自筆であったので、裁判所の検認が必要でした。

自筆であれ、公正証書であれ、遺言に基づく名義変更は、単純な相続に基づく名義変更より戸籍類の必要書類が少なくて済みます。
遺言の内容によって、登記原因を相続とするのか遺贈とするのかなど違いも出ます。
でも、これが大きな影響が出るんです。

登録免許税が全然違うので。
相続なら0.4%、遺贈なら2%

税金の額が全然違います。
遺言を作るときにはそこまで考えておくと親切ですね。

平成26年5月23日

投稿者: ごとう司法書士事務所

2014.03.19更新

遺言の相談を受けて話を聞いていると、推定相続人である子供みんなにいい顔をしようとして、全体としてかなり不平等な内容になってしまいました。

どう考えても、相続が発生してもめそうな案件です。

ほんと難しいですね。

今回は、何度も迷った挙句、最後は区切りとして話をまとめ上げたものでした。
公正証書遺言ですが、作った後、変更もできます。

とりあえず、一つ作れば、お守りみたいなもので、安心かもしれません。

家族関係や人生観などいろいろな側面を垣間見ます。

平成26年3月19日

投稿者: ごとう司法書士事務所

2013.12.21更新

遺言を作成する時って、いろいろと戦略的にするときもあります。

明らかに遺留分を侵害していて、財産をもらえない推定相続人が争うことが予定されている。
でも、遺言を作る。しかも、遺言執行者をつけて。

通常、遺留分を争うにしても、弁護士を代理人として争うことが多いでしょうから、その分手間とお金をかけることになります。

お金って、良いんだか悪いんだかよくわからない制度ですよね。
物々交換時代がいいとは思いませんが、何だかふに落ちない感じ。

みんな自分に精一杯の時代なんでしょうね。
自分に一生懸命で周りが見えていなくなってしまうというか。

誰かが言っていました。
人間、お金を持つと、気持ちが大きくなってしまう。
だから、はたから見ると、傍若無人とも思える言動をとってしまう。。。

そういう側面は確かにありますよね。

平成25年12月21日

投稿者: ごとう司法書士事務所

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