2015.07.30更新

遺言を作る側と、遺産をもらう側でのすれ違いって、結構あります。

遺言者は、これまでの自分の人生を振り返って、あの時ああしたとか、この時はこれをしてもらったとか、いろいろと公平になるように考えますが、受け取る側は、必ずしもその意図を組んでくれません。

遺産の分配が、何か愛情の分配であると考えてしまうからです。

それを避けるために、よく遺言を作る動機を遺言に書いてもらいます。
なぜこのように分けたのか。
これを書くだけでも受け取る側の心境はだいぶ違ってきます。
それがないと、それぞれの相続人がそれぞれの想像を働かせて、勝手に都合のいい解釈を出してしまうかもしれません。

普段からの家族関係で遺言者の気持ちを組むことはできるでしょうが、今はその関係性が希薄になっているので、単純な損得だけに関心が行ってしまいます。

いつも依頼を受けるときは、そういった点も気をつけるようにしています。

平成27年7月30日

2015.02.04更新

ある遺言相続のケースで、こんな相談がありました。

亡くなった方は、信託銀行に遺言作成及び遺言執行者の依頼をしたようです。
そこで、相続発生後は、信託銀行が主導して相続手続きを進めていました。
しかし、遺言の内容をよく見てみると・・・・既に亡くなっている奥さんにも遺産を相続させる内容になっていました。
しかも、先に奥さんが亡くなっていた場合にどうするかは、まったく書かれていません。

夫が先に亡くなるケースの方が多いのでしょうが、このケアをしていないので、この遺言は不完全なものとなってしまいました。
これで、亡くなった人の希望にかなうのかなぁ。。。
今回は、亡奥さんの部分が無効となり、この部分につき、別途遺産分割が必要です。

遺言って、作る時にいろいろなケースを想定して作らないといけません。
公証人だって、そこまで面倒は見てくれません。
結局は、遺言書作成を依頼する側が、責任を持って、考えるべきことです。
そうなると、やっぱり、専門家の意見を参考にした方がいいのかもしれませんね。

平成27年2月4日

2014.12.25更新

12月は相続の相談が多い印象です。

いよいよ相続税法の適用対象が変わるタイミングですからね。
皆さん敏感です。

今月は寒い日もあったりして、体調が崩れやすいかもしれません。
私も風邪気味です。。。

遺言が残っていても、不満な相続人は各手続に非協力的だったり。。。
仕方ないので、遺言執行者選任の申立てをして、遺言の実現を確保して、粛々と手続きを進めようと思っています。
相続税が発生する場合、相続財産から払うようにしないと、大変ですからね。
何百万円、何千万円と支払うのは容易ではありません。

色々な目的に沿って、手続きを選択する必要があります。
ご参考までに。

平成26年12月25日

2014.11.17更新

相続の手続きのご依頼を受けましたが、遺言があったので、まずはこちらを何とかしないといけません。

しかも自筆なんです。

相続人には知らされていないようなので、開けてビックリなんてことにならなければいいんですけど。。。
まずは、戸籍集めを各市役所に直接取りに行きました。
急ぎのご依頼だったので。

何とか今月には遺言書検認の申立てをしたいところです。

早く、遺言の内容が分からないと、相続人は気が気でないでしょうからね。
自社株もあり、会社の事業承継が絡んできます。
しかも、予定外の相続人の方がいることも、戸籍上判明しました。

うまく進むといいんですが。。。

平成26年11月17日

2014.07.10更新

父が自宅を長男にあげると遺言を残したが、実は父に所有権がなかったらどうなるのか。

まさか他人のものを遺言で相続できるるなんてあり得ないので、その部分は無効になります。
他にも遺言内容を残していれば、無効な部分以外は有効のままです。
全部が無効となるわけではありません。

自宅では上記のようなことはないでしょうが、その他の不動産ではあるかもしれません。
売買はしている可能性があるが、登記名義は移していない。
実際に売買があって、移転登記だけがしていないのであれば、いいんですが、争いになるとこれは大変ですね。

登記名義があれば、実際は、権利者と推定されるんですけどね。

平成26年7月10日

2014.05.24更新

先日、遺言に基づく名義変更の登記相談を受けました。
自筆であったので、裁判所の検認が必要でした。

自筆であれ、公正証書であれ、遺言に基づく名義変更は、単純な相続に基づく名義変更より戸籍類の必要書類が少なくて済みます。
遺言の内容によって、登記原因を相続とするのか遺贈とするのかなど違いも出ます。
でも、これが大きな影響が出るんです。

登録免許税が全然違うので。
相続なら0.4%、遺贈なら2%

税金の額が全然違います。
遺言を作るときにはそこまで考えておくと親切ですね。

平成26年5月23日

2014.03.19更新

遺言の相談を受けて話を聞いていると、推定相続人である子供みんなにいい顔をしようとして、全体としてかなり不平等な内容になってしまいました。

どう考えても、相続が発生してもめそうな案件です。

ほんと難しいですね。

今回は、何度も迷った挙句、最後は区切りとして話をまとめ上げたものでした。
公正証書遺言ですが、作った後、変更もできます。

とりあえず、一つ作れば、お守りみたいなもので、安心かもしれません。

家族関係や人生観などいろいろな側面を垣間見ます。

平成26年3月19日

2013.12.21更新

遺言を作成する時って、いろいろと戦略的にするときもあります。

明らかに遺留分を侵害していて、財産をもらえない推定相続人が争うことが予定されている。
でも、遺言を作る。しかも、遺言執行者をつけて。

通常、遺留分を争うにしても、弁護士を代理人として争うことが多いでしょうから、その分手間とお金をかけることになります。

お金って、良いんだか悪いんだかよくわからない制度ですよね。
物々交換時代がいいとは思いませんが、何だかふに落ちない感じ。

みんな自分に精一杯の時代なんでしょうね。
自分に一生懸命で周りが見えていなくなってしまうというか。

誰かが言っていました。
人間、お金を持つと、気持ちが大きくなってしまう。
だから、はたから見ると、傍若無人とも思える言動をとってしまう。。。

そういう側面は確かにありますよね。

平成25年12月21日

2013.08.29更新

今日は、愛知県司法書士会の無料電話相談の担当になっていました。

今日は比較的相談数は少なかったです。
3時間で4件でした。
多いときは、休みなく電話が鳴っています。

その中で、相続に関する相談もありました。
遺留分です。

「どうやって遺留分を請求するんですか?」

手順や手続きに法律上の決まりはありませんが、通常は、まず遺産を取得した人に、遺留分があるからその分がほしい旨伝えます。方法は電話でも書面で郵送でも構いません。いきなり内容証明を送ると相手も構えてしまうので、円満解決ができそうなら、最初から相手を刺激しない方がいいでしょう。

遺留分の請求は、遺留分減の請求ができることを知ってから1年もしくは、相続開始後10年で時効消滅します。
また、遺留分は具体的な金額が意外にめんどくさく複雑です。

詳細までは聞きませんでしたが、きっと、遺言で推定相続以外に人か、特定の相続人にでも財産を渡す内容にしていたんだと思います。遺言作成の段階で、遺留分のケアもしていれば、いいんですが。。。
何も考えていないと、場合によっては、遺留分を現金で払えなくて遺贈された不動産等を売却しなくてはいけないかもしれません。

平成25年8月29日

2013.07.09更新

先日、葵町公証役場に行ってきました。

名古屋には他にも名古屋駅と熱田に公証役場があります。

事務所から近いので、葵町の公証役場はいつも利用しています。
但し、ここは駐車場が狭いところがあるので、注意が必要です。
あと、たまに空いていないことがあります。

公正証書遺言の作成や会社の定款認証に行きます。
あとは、遺言の検索なんかもたまにします。
検索自体には手数料が発生しないので、相続の際には確認した方がいいかもしれません。

基本的にどの公証人にお願いしても同じです。
多少各公証人によってキャラクターがあると思いますが、基本的には親切な人ばかりです。

ご参考までに。

平成25年7月9日


 
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