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ごとう相続手続き相談センター

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相続手続きで大切なポイント

ご相続の形は、人それぞれです。同じようで全く同じものはありません。これは、家族の数だけ相続の形があるからだと思います。どんな家族にも他人ではわからない家族だけが知る歴史があります。

私たち専門家に求められるものもご依頼に応じて変わってくると考えています。ここでは、ご相続に際して大切にしたいポイントについてお話していきます。

相続手続きで大切にしたいこと

まず最初に

ご相続に関する問題は、相続人の間の利害が対立することがあります。ご相続人になる方は、多くの場合ある程度年齢を重ねてこられた方々です。それぞれの社会的な立場や家族関係など、お互いに尊重しなくてはいけない場面があると思います。

年齢を重ねてきた人間同士が話し合うわけですから、お互いに目配せや気配りをしなくては、上手くいくものも上手くいかない。そんなケースを多々見てきました。

一旦、感情のもつれが生じた場合、なかなか修復できないのがこの相続問題です。任意で話し合いができない又は話し合いに応じない場合、結局、お金と時間をかけてわざわざ裁判所の手続を利用しなくてはいけなくなります。

親族間で裁判となれば、その後の関係修復はなかなか難しいものになります。その辺りは相続人の皆さまが十分理解をして進められればと思います。

最近のご相続の傾向

生前対策、相続税対策、終活ノートなど、いずれも相続がキーワードになる話題がにぎわっています。銀行や葬儀会社などあらゆる業界で「相続」をテーマにしたセミナーや講演が行われています。一方、相続に関する専門家へのご相談も増加傾向にあると感じています。

また、昨今のインターネットの普及とテクノロジーの発展は目覚ましいものがあり、人が何か情報を取得する手段がパソコンを使っての検索になっています。スマホの普及が増えた影響で、パソコンを持たないで携帯電話としてスマホを持っている人も、手軽に検索機能を利用できる時代です。

つまり、基本的なすべての情報は、ほとんどすべての人が知っている又は、すぐに調べることができる状態にあるといえます。内容によっては、不都合な情報を隠すことは難しくなっています。

これをご相続の場面に当てはめましょう。

最近の相続のご相談に来られる方は、昔に比べて、格段に持っている情報が違ってきていると思います。すべてを完璧に知っている方はなかなかいませんが、概要は知っている方はお見えです。実際、当センターのホームページにも相続に関する情報の記載があります。ホームページレベルの内容をある程度理解をして、ご相談に望まれています。

そんな中、相続人同士の情報格差は少なくなっています。昔であれば、長男がすべての財産を承継するという考え方だったり、本来権利があるのに気がつかない相続人がいたりといった場面があったように思います。何となくこんなものかと特定の相続人の言うとおりに進めていたりしている場合もあります。

今の相続人は、自分の法定相続分理解している方が多いのです。

これは、インターンネットなどで自分で調べる方法以外にも、専門家への相談をしたりして、およそ自分にどのような権利があるのか理解をしている方がほとんどです。つまり、遺産分割協議等で相続に関して話し合う場面では、参加している他の相続人は前提知識を持っているつもりで臨むことが大切です

他の相続人を下手に出し抜こうとしたりすると、すぐにばれて不信感を持たれてしまいます。一度そのようなことがあれば、お互い疑心暗鬼の状態が生まれ、なかなか手続きがスムーズにいかなくなります。

相続を専門にしている司法書士や弁護士等の専門家は、これらの時代の前提を踏まえて、これまでの実務経験や様々な知識を用いて、スムーズに手続きを進めるためのアドバイスし、実際の手続きを行います。

 

争いで裁判になったら

残念ながら、相続人の間で争いになってしまったらどうなるのでしょうか?任意で話し合いができなければ、法に従って解決を図るしかありません。裁判手続きの利用です。

しかし、皆さんもご存知のように裁判手続きは口で言うほど簡単なものではありません。仕事をされている方が自分で裁判手続きをすることはかなり困難でしょう。裁判期日は、平日の昼間の時間帯で設定されます。裁判期日は1か月に1回程度で進んでいくことが多いようです。その期日を何回も重ねていきます。弁護士などの専門家に依頼をすれば、費用がかかります。また、裁判の終結には時間がかかることも多く、すぐには終わりません。

例えば、遺産分割でもめる場合であれば、原則、各相続人が法定相続分で財産を取得する話になります。上記のとおり、多額の費用と長い時間をかけて、本当に裁判をすることが各相続人にとって良いことなのか。この点は冷静になった検討した方が良いと言えます。

裁判を継続する間は、予想以上にストレスのかかるものだと思います。裁判の当事者になることはそれ自体でストレスとなり得ます。裁判で勝とうと思えば、相手の相続人の嫌な部分も指摘して主張をしていくこともあります。どんどん感情がエスカレートしてしまうので、基本的には人間関係を修復することは難しいといえます。ましてや各相続人はお互いに近親者ですので一層そのような傾向があります。

相続人全員が、言いたいことがあるにせよ、お互いに我慢をする部分があってもよいのではないかと感じることがあります。経済的な面だけを言えば、裁判をして取得する財産と任意で遺産分割をして取得する財産を比較すれば、どちらが得かわかります。そうはいっても、これまでの家族の歴史の中での感情的な面も軽視できないこともあろうかと思いますので、その辺りのバランスを考えて、自分の気持ちにどこまで折り合いをつけるか。そういったことを検討していくことになります。

すべての相続財産の手続きで使える共通な書類

相続手続きに必要な書類等は共通しています。

なぜなら、各窓口には相続手続きをする人間が権利者であることを証明する書類を提出するからです。相続の対象が、不動産であったり、預貯金であったり、株式や投資信託であったりするだけなのです。

したがって、ひとつしっかりと戸籍類や遺産分割協議書及び印鑑証明書のセットを揃えておけば、あとは、それを使って、取得した財産について、それぞれの相続人が手続きを行うことになります。

多少、各窓口によって追加するものはありますが、基本的には上記の理解で相続手続きは行えます。例えば、不動産であれば、取得した人の住民票が別途必要になります。

きちんとした書類一式を、最初の揃えれば、あとは各手続きで使いまわすことが可能です。効率よく相続手続きをするようにしましょう。

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