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ごとう相続手続き相談センター

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複雑な兄弟姉妹関係のご相続のお話

異母兄弟姉妹が相続人となる場合、相続人の特定も大変ですが、特定後の遺産分割協議はさらに大変です。しかし、抑えるべきポイントはございます。しっかりと理解してトラブルにならないようにしましょう。

ここでは、トラブルを避ける重要なポイントをお話いたします。実務の現場からの声として、本やインターネット検索では得られない情報としてご活用ください。

相続人に異母兄弟姉妹や異父兄弟姉妹がいる場合

兄弟姉妹が相続人となる場合、注意すべき点があります。父が再婚等で前妻の子供などがいる場合です。夫婦関係は離婚で関係性はなくなりますが親子の関係は続きます。

このような場合、実は前妻の子には異母兄弟姉妹としての相続権があるのです。ただし、民法では、「父母の一方のみを同じくする兄弟姉妹の相続分は、父母の双方を同じくする兄弟姉妹の相続分の2分の1とする。」として、父母が同じ兄弟と父又は母を異にする兄弟では相続分を区別しています。後妻の子に相続が開始した場合、前妻の子は後妻の子の半分の相続権がある形になります。

具体的には、兄弟姉妹だけが相続人となる場合で、被相続人が後妻の子Aで、相続人は後妻の子B、前妻の子Cとすると、相続分は、Bは3分の2、Cは3分の1となります。

法定相続分の計算が少しややこしくなりますが、しっかりと自分の権利を確認するようにしましょう。相続権の順位が一番最後の兄弟姉妹が相続人となる場合、父母が異なる兄弟姉妹がいることがありますので注意が必要です。最終的にこれら異母兄弟等は、戸籍上で調べることで判明します。被相続人の出生から死亡までの戸籍を調べるうちに聞いたことがない兄弟姉妹が明らかになることもまれにあります。テレビドラマのような世界かもしれませんが、実際にそのようなケースもございます。

通常は、異母兄弟姉妹は疎遠なことがほとんどでしょうから、いざ相続の場面で自分に権利があることが判明すると、話ややこしくなりがちです。両親を同じくする兄弟からすると、異母兄弟姉妹が相続の時だけ相続権として権利を主張することを承諾することは容易ではないでしょう。一方、異母兄弟姉妹にしてみれば、法律で法定相続分があるのであれば、権利を主張して何が悪いの?と思っているかもしれません。

このような場合、お互い最初に接触を図るときには細心の注意が必要だと思われます。話の持っていき方を間違うと、感情のもつれから取り返しのつかなトラブルとなることもよくあります。間に入る専門家にもその辺りは、配慮が必要と言えます。

異母兄弟姉妹が相続人の場合の注意点

相続人である異母兄姉妹に相続手続きの協力を求める場合、どのように話を進めるのがよいのでしょうか?

当センターの多数の経験事例から言えることをお伝えします。ただし、記載内容が絶対的に正しいというわけではございません。ケースバイケースで対応を変える必要がございますので、一般的なものとしてご参考にしてみて下さい。

 

  • 1
    最初の連絡手段の選択

専門家に依頼をすれば、通常は市区町村に住民登録している住所は判明します。ただし、この住所に実際住んでいるかはわかりません。遠方でなければ、現地に行ってさりげなく現地調査をしてみるといいでしょう。

異母兄弟姉妹を知っていそうな親族や関係者がいるのであれば、その方に間に入ってもらうと話がスムーズにいく可能性があります。最初にお互いをつなぐためだけでも助けになります。

問題は、知っていそうな関係者が一切いない又は知らない場合です。

このような場合、考えられるのは、直接訪問又はお手紙を出すと言ったことになろうかと思います。いきなり訪問しては失礼になることが多いので、まずはお手紙を書いて反応を見ることから始めるといいでしょう。この時こちらの連絡先を書くことを忘れないようにしましょう。

この辺りは、ケースバイケースで対応が変わります。先方がどのような家庭環境で育ち、今現在どのような環境に身を置いているのか。トラブルにならないためには、先方の情報がない以上、相手の気分をいたずらに害さないように配慮した方がよいといえそうです。

  • 2
    話の進め方

原則、先方に相続に関して正直に話をすべきでしょう。あとから異なる事実や聞いていない事実がわかると不信感を与えてしまいます。また、聞いていない情報があるから遺産分割協議は無効だと言われかねません。
遺産分割の無効などの瑕疵についてはこちら

また、相手に回答を急がせないようにもした方が良いかもしれません。いきなり相続の話をされてもピンとこないと思います。いたずらに回答を急がせると、相手が気分を害する又はこちらがいいようにするために急がせていると思われてしまってはいけまんせん。

場合によっては、どこかのタイミングで専門家から事情の補足説明を入れるの効果的です。司法書士等の専門家であれば、公平な第三者としての話が聞けると考えるからです。

  • 3
    先方にも専門家がついているつもりで接しましょう

最近多いのが、異母兄弟姉妹側からの専門家へのご相談です。実際に当センターでもそのようなご相談を頂きます。また、当センターの代表司法書士も相談員として各相談会に行っていますが、この種のご相談は増えています。権利意識の高まりや近年のインターネットの普及により、簡単なことを手軽に調べられるようになったため、誰でもすぐに自分の相続権を調べることができるのです。各相談会も無料で行っていることも多く、直接堂末べきかのアドバイスを専門家から得る機会は昔に比べて格段に増えています。

つまり、こちらの対応を間違うと、すぐに不信感につながり、最後までそれが尾を引くことがあるのです。仮に異母兄弟姉妹が高齢でインターネットをやらないし、気軽に出歩けない状態ですも、親族や介護のお世話をしているケアマネジャー等からアドバイスを受けることもあるのです。このことは忘れないようにしましょう。

下手に財産を隠して伝えずに、上手く遺産分割協議書に実印を押させようとして失敗するケースが散見されます。上記の点には十分ご注意下さい。

 

  • 4
    相手にお願いする気持ちを忘れずに

両親を同じくする兄弟姉妹からすれば、異母兄弟が財産を相続するのは筋違いだと思うかもしれません。しかし、法律上、異母兄弟にも相続権がある以上、感情論を先方にぶつけるだけでは問題を悪化させるだけです。冷静に賢い判断をしていきましょう。トラブルとなれば、解決手段は裁判しかなくなります。家庭裁判所で調停をしたら基本的には法定相続分の話で進むでしょう。弁護士等の費用や多くの時間とストレスをかけても、先方の法定相続分を奪うことは難しいのです。そうであれば、割り切って考えることも大切になってきます。

先方へは、事情を説明し、お願いするスタンスで臨むのがよいでしょう。実際に遺産分割協議書に実印を押印してもらい、印鑑証明書を手数料を払って取得してこちらに渡してくれるのです。通常は、何も知らない書類に実印は押せないでしょうから時間をかけて理解しているはずです。確実に相手に手間と費用をかけている点は否めません。

このような実務の現場では、いくらか協力金やハンコ代として謝礼をされることもあるようです。ただし、必ず謝礼が必要というわけではなく、ひとつのケースとして参考にして下さい。訪問の際には菓子折りぐらいは持って伺うことが多いようです。その辺りは、一般的な礼儀として考えて接すればよいでしょう。

相続を専門としている司法書士等の専門家は、そのような事例を経験してきているでしょうから専門家の意見が参考になります。お困りの際は、専門家もご活用下さい。

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